2020年度から全面実施となる新学習指導要領。
先日このホームページでもお伝えした外国語・外国語活動をはじめとして、特別の教科「道徳」、いわゆるアクティブ・ラーニング、そして「プログラミング教育」などがメディアでも多く取り上げられています。
今日の授業風景はプログラミング教育の様子です。
プログラミングというと、プログラマーなど専門職の仕事というイメージも強いかもしれません。しかし、改めて自分たちの身近なところひコンピュータが使われていそうなものを挙げてみてください。現代に生きる私たちはコンピュータと切り離して生活できないほど多くのコンピュータに囲まれて生活していることがわかるはずです。コンピュータが使われているということはそれを動かすためのプログラムが組み込まれているということです。つまり、私たちの生活はプログラムと切り離せないものになっています。その仕組みを理解することは、これからの社会を生きていく上で重要な要素になる、ということが言われています。何もプログラマーを育てることが目的ではありません。理科は科学者を育てるため、国語は国語学者を育てるため、、、というわけではないのと同じです。
今回のプログラミング教育では、身近にあるコンピュータが使われていそうなものを沢山見つけることから始めました。そして、それらに共通する物事は何か考えました。子どもたちは実に柔軟に多様な考えを述べていました。カタカナ表記のものが多い、電気を使う、水に弱い、人工物(人間が作った)、光や音を出す等々です。コンピュータとは何か、プログラミングとは何か、ということの前に、自分たちの生活の中に多くのコンピュータが使われていること、そして、それは私たちの生活を便利にしてくれたり、安心安全を生み出してくれたりする、といったことについて考えました。
プログラミング教育はまだまだ黎明期です。これから日本各地で様々な取り組みがなされ、また、世界中の実践に学びながらより確かで豊かな学びが作ららていくはずです。
本校でも、2020年度の全面実施に向けて、しっかりとした準備を進めていきます。